Google公式発表から読み解く、モバイルファーストインデックスで順位が落ちるサイトが持つ3つの特徴

本日11月5日、Google公式ブログでモバイルファーストインデックスのアナウンスがありました。

Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ファースト インデックスに向けて

PubCon 2016にてコンセプトが発表されて以来なかなか正式なアナウンスがなく、「本当に導入されるのか?」「いつまでに対策をすればいいのか?」「そもそもやるかどうかはっきりしてくれないとクライアントに説明できない!!」と世界中のSEO担当者がやきもきしていたのですが、これでようやく本腰を入れて対策ができます。

この記事では、公式に発表された内容からわかるモバイルファーストインデックスの詳細、そして導入後に順位が落ちる可能性があるサイトの特徴について解説します。モバイルファーストインデックスは今までGoogleが行ってきたアルゴリズム変更の中でも重要なものの1つなので、SEO担当でない方でも頭に入れておくようにしてください。

モバイルファーストインデックスとは?

モバイルファーストインデックスは、サイトの評価基準をデスクトップ版からモバイル版にシフトするGoogleのアルゴリズム変更の総称です。

いままでGoogleの検索結果はPC版の内容を元に決定されてきたのですが、モバイルファーストインデックス後はモバイル版の内容で検索順位が決まることになります。

いつから導入される?

当初は年内には実装されるとか、2017年4月に全ての作業が完了するといった憶測が流れていました。年内なら急ピッチで対策を進めなければならないところですが、公式アナウンスでは

今後数カ月にわたって小規模の実験を入念に行い、素晴らしいユーザー体験を提供していると自信をもって判断した時点でより広範囲にわたって変更を反映していきます。

と書かれています。「今後数カ月って何カ月だよ!」と言いたいところですが、近年のGoogleのアルゴリズムは徐々に変更されていくので、数カ月は数カ月です。さすがに2、3年後にスタート、というのは考えられませんが、当ブログでは2017年の前期までにはVer1.0の適用が終わると予想しています。

なぜモバイル版を評価基準にするのか?

「PC版の方が多くの情報を表示できるから各ページの内容を正確に評価できるはずなのに、Googleはなぜモバイル版を評価基準にするんだ?」

これはモバイルファーストインデックスの詳細を読んだとき、私が最初に抱いた疑問でした。おそらく同じ疑問を抱いた方は多いのではないかと思います。

しかし、冷静になって考えてみるとこれは当然のことだと理解できました。なぜなら、いまはみんなスマホで検索をしているからです。

Smartphone World

Googleの公式アナウンスには以下のように書かれています。

最近では、Google 検索を使用しているほとんどのユーザーは、モバイル端末から検索を行うようになりました。しかし依然として、Google のランキング システムは、主にデスクトップ版のコンテンツを用いてユーザーとの関連性を評価しています。この方法では、モバイル版のページのコンテンツがデスクトップ版のページのそれよりも少ないケースにおいて、問題が発生します。なぜなら、モバイル検索ユーザーが実際に見ているページを Google のアルゴリズムは評価していないからです。

要するに「いまは大多数がスマホで検索をしているのに、検索順位はPC版を元にして決定しているのはおかしくないか?」ということです。

加えて、Googleはよりよい検索体験を提供することをポリシーにしています。より多くの人が閲覧するモバイル版サイトを評価基軸にすることはGoogleからすればロジカルで、当然の動きなのでしょう。

導入後、順位が落ちるサイトがもつ3つの特徴

モバイルファーストインデックスの導入が確実になったので、いまのところ導入後に順位が落ちる可能性が高いサイトの特徴をまとめました。

以下の特徴を持つサイトの責任者は、対策を検討しましょう。

モバイル版の情報量が極端に少ない

例えばPC版とモバイル版を別に制作していて、ユーザーエージェントによって

PC版:http://hogehoge.com/
モバイル版:http://hogehoge.com/sp/

と、アクセスするURLを振り分けているサイトがあるとします。振り分けること自体は問題はありません。

問題は、モバイル版には本文がほんの少しだけ表示されていて、「続きを読む」をクリックしないと全文が読めない仕様になっているサイト。モバイルファーストインデックスが導入されると、この手のサイトの検索順位が軒並み下がることが予想されます。

今後は本文が全て掲載されているPC版ではなく、数行しか載っていないモバイル版が評価対象となります。渾身の1万字インタビューをアップしたのに、サイトの仕様のせいでGoogleはモバイル版の100文字程度しか評価してくれない。これからはそんな悲しいことが起きるようになるので注意しましょう。

公式アナウンス内でも

主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で異なるようなサイトの設定を行っている場合、いくつか変更を検討してみてください。

と書かれています。

PC版は検索上位を狙った仕様にして、モバイル版をPV稼ぎの仕様にすることはマーケッター視点では最高なのですが、SEO視点では最悪です。検索エンジンへの依存度が高い場合は、PVが稼げなくなるのは痛いですが、PC版とモバイル版で情報量に差をつけない仕様への変更を検討しましょう。

モバイル版の表示速度が遅い

これはあまりないパターンだと思いますが、PC版がシンプルな作りで、モバイル版が広告貼りまくりのJavascript使いまくで表示が遅いサイトは、モバイルファーストインデックス導入後に順位が落ちる可能性があります。

近年のGoogleは表示速度が検索順位の決定要素となっています。Googleが提供しているPageSpeed Insightsというサービスを使うとPC版、モバイル版のスコアがわかるので、何ページか調べてモバイル版のほうがスコアが低い場合は改善しましょう。

モバイル版にインターステイシャル広告を表示している

Googleは2017年1月より、過度なインターステイシャル広告を採用しているページについて、検索順位を下げるアルゴリズムを導入する予定です。

スマホで検索経由でアクセスした人を全面広告のページにリダイレクトさせているサイトや、閲覧している最中に背景が真っ黒になり広告や会員登録を促すボックスが表示される仕様のサイトは、来年から検索順位が下がる可能性が高いので注意しましょう。

※インターステイシャル広告の対策については追って記事を書く予定です。

まとめ

モバイルファーストインデックスは、いままでのGoogleのアルゴリズム変更の中で大きなものの1つです。PC版より確実に表示される情報が少ないモバイル版が主戦場になることで、SEO担当者は今まで以上にサイトの最適化に力を入れる必要があるでしょう。

また、公式アナウンスが出たということはすでにある程度テストは終わっているので、モバイルファーストインデックスの影響による順位変動は今後早い段階で起きることが予想されます。なので、「いつまでに対策すればいい?」という質問への回答は「いますぐ始めてください」です。仕事が忙しくなる時期ではありますが、年内に全て終わらせるのがいいでしょう。

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Suzakuでは、モバイルファーストインデックスに完全対応した無料Wordpressテーマを配布するだけでなく、SEOのコンサルティングも行っております。

モバイルファーストインデックスについて、「うちのサイトは順位が下がるのか?」「そもそも何をしたらいいんだ?」と、不明点や疑問点がたくさんある方、具体的な対策を行いたいが何をしたらいいのかわからない方は、下記フォームよりお気軽にご相談ください。

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